食後は二人でテレビを見る・・・・

このソファー、すごくお洒落だけれど・・・・
アスランとの距離があって寂しい。寂しいな・・・。
でも今から近づくのも変だよな?うん・・・。

テレビ番組も頭の中に入ってきてくれずに、
私は必死で楽しい気分になることを探してみた。

 

楽しいこと・・・


スポーツジムで身体を動かす!うん、楽しい!
次は買い物・・・
あ、この間の買い物・・・1人だったけど楽しかったな。
いろんなもの買ったしなぁ・・・

 

!!

 

そう言えばあの時買った『初夜の心構え』!!
ま、まだ読んでない・・・!
確か寝室の本棚にブックカバーかけて置いた・・・!
考えてみればあそこは二人の部屋なんだから、
本棚になんて置いてたら見つかってしまうかもしれない・・・!

アスランが傍にいるのに触れられない寂しさに耐え切れなかった私は立ちあがる。
「わ、わたし、部屋で本読んでくるな!」
「あ、あぁ」

私は本がある部屋へ向かった。

本棚の奥を見てみると、やっぱりちゃんとそこに本はあってほっとした。
位置がかわってたりしたらどうしようかと思っていたけど・・・
ばれてないよな?
この本は廃品回収の時にでも新聞といっしょに捨ててしまおう。

 

・・・・・・でも、
でもちょっとだけ気になる・・・。

私は部屋の中のすごく可愛いハート型のソファーに腰掛けて
ぺらりとその本のページをめくってみた。

「・・・・・・・・・・・・・・・」

あぁ、やっぱりダメだ。
面白半分の記事だ。
まったく・・・世間はこういうものが見たいのか!

「カガリ、俺、先に風呂入るけど・・・いいか?」
「わ、わわ!アスラン!」
「どうした・・・?」
「い、いや・・・!なんでもない・・ぞっ」
「そうか?」
「あ、あぁ!風呂、先はいっていいから!私後から入る!」
「わかった。それじゃお先に・・・」


ふ〜・・・
いきなり声をかけられてびっくりしちゃった!
やっぱりこの本は捨ててしまおうっと。

 

 

アスランは入浴中だし、私は何しよっかな・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ア、アスランが・・・!!
風呂からあがって私が風呂に入ってあがると・・・!!
つまり、そういうことが・・・っ、
はじまっちゃったりするかもしれなくって・・・!!

 

だ、ダメだ!


また頭ン中ハツカネズミになってる・・・!
女は度胸!うん!

 

 

暫く私が私の中のハツカネズミと戦っているとアスランが戻ってきた。

「カガリ・・・あがったよ」
「あ!う、うん・・・!じゃ、わたしも・・・っ」

そう言って用意していた購入したばかりのアレを抱えて風呂場へと。
風呂上りのアスランとすれ違う時、小さな声で私は言った。

 

 

 

「ベッドで、待ってて?」

 

 

 

 

 

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